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努力しても、それを感じさせない演奏

おはようございます。

おのうえピアノ教室 講師の尾上繭子です。


先日私は、すごく演奏は上手いのに、何故か頑張っていることが前面に出て、聴いているとすごく疲れてしまう演奏に巡り合ったのです。
この演奏をみて、昔の自分を思いだしました。



赤ちゃんの頃から自宅の電子ピアノが遊び道具だった私。

両親はピアノが弾けない為、自分の耳と指の感覚で弾いていました。

年少の時、幼稚園の先生が弾く曲を耳コピして楽しそうに弾く私を見て、母が年中の時からピアノ教室に通わせてくれました。

今でも「ピアノ習ってみる?」と台所からピアノを弾く私に声をかけてきた母の姿を思い出します。

歩いて1分の距離のピアノ教室は、仲良しのお姉ちゃんも通い、先生もとても優しくあまり緊張感のない場所でした。
レッスン日じゃなくても、お姉ちゃんのレッスンについて行き、レッスン見学をしていました。

レッスン日には、宿題になったテキストをミスなく弾けたら合格。

そして先生が毎回「次、見てきた?」と聞きました。

先生は、練習してきたかという意味で尋ねていることが年中の私には分からず、ページをめくってパッと見てきた私は「うん!」と答えていました。

先生は毎回「じゃあ弾いてみて!」と言います。

学習能力が低かった私は、これをたぶん2年間くらい続けていたように思います。

でもこの毎回の初見が、私の初見力や読譜力を高めたと思います。

この頃はとてもピアノが楽しく、伸びやかに演奏していました。



小学低学年頃、母が友人の親戚がレッスンをしている教室へ移籍しました。

母は、この頃から私が音楽の道に進むだろうと考えていたんだと思います。

この教室には、伸び盛りの生徒が多く、先生もライバルをあえて意識させるようなレッスンをしていました。
お母さん同士も火花バチバチ^^;
曲が仕上がらないと、友達に同じ曲を弾かせ、「この子はこんなに弾けるのよ!」と言われることもありました。
それが怖いので、とにかく毎日の練習を頑張りました。

このようにレッスンやコンクールで演奏を評価されたり、比較される機会が増えてからは、楽しさよりも、頑張らなきゃと力むことが増えていきました。
コンクールで結果を残せたとしても、一瞬の喜びでしかなく、辛かった記憶の方がたくさん残っていきました。


この頃押しつぶされずに行けたのは、学校のおかげでした。
音楽専科にたまたま県でも指導力のある先生が赴任してこられ、どんどん授業でピアノ伴奏をさせてくださったり、3年間担任してくださった先生もギターが上手で、常に楽しんで音楽に向かう時間がありました。
中学校でも素晴らしい音楽の先生方に巡り合い、将来はピアノ講師か教員になりたいという楽しみができたから、モチベーションを保てていました。


その目標ができた小学校の高学年に、また教室を移籍し、もっとレベルの高いレッスンを受けることができるようになってからは、目標に向かってまっしぐら。
県で怖い事で有名な先生は、テクニックに厳しく、移籍してすぐのハノンは、10ヶ月も合格しませんでした。
でも、この先生を信頼していたし、向上心を持ち、目標に向かうために必要なことだろうと楽しいとか辛いということを考えず、無の境地で前に進んでいました。

この頃の演奏も今思うと、ガムシャラむき出しの演奏でした。


ここから数十年経った今。

妻、娘、母、ピアノ講師、友人など1日のうちでいろんな立ち位置に。
正直練習時間を長時間取れる日はありません。

そんな中、ピティナライセンスの演奏実技という評価されるものにチャレンジしています。

表現するためには、テクニックも必要。だから、学生時代の辛いレッスンも無駄ではないわけです。

今は学生の時より、難しい練習を高い意識の中でしています。

でもあの頃と違って何故か楽しいです。まるで幼稚園の頃に、自由に弾いていた頃のようです。


これは、自分からチャレンジしたいと思い、目標に据え、自分がその日できることを考え練習しているから。

だから楽しく弾けているんだと思います。



ピアノは、地道な努力が必要なものです。

誰かにさせられているうちは、本当の良さって出ないんです。

マスターしたい、表現したいという気持ちを自発的に持ち、努力すれば、それは音になって現れます。



あの頑張って演奏していたあの子も、いつか笑顔で弾いて欲しいな〜。

私は楽しい、もっとやりたい!という気持ちを、生徒さんに感じてもらえるようなレッスンができるよう、まずは自らが音楽を楽しみ、研鑽を続けます。

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プロフィール

尾上繭子

Author:尾上繭子
横浜市緑区 おのうえピアノ教室の講師 尾上繭子です。
熊本にてバレエピアニスト、音楽教室の講師を経て、小学校の教員として5年間勤務した後、家庭の都合で横浜へ転居。横浜にてピアノ教室を立ち上げ、カルチャースクールにおいて指導したり、演奏活動もしてまいりました。
現在2児の子育てにも奮闘中です。